【BIOHAZARD】登場する様々な組織について解説 ~対バイオテロ組織篇~

1966年3月22日に発売された初代『バイオハザード(PS)』を皮切りに、2026年2月27日に発売された『バイオハザード Requiem(PS5、Switch2、XSX/S、PC)』まで、数多くのシリーズが展開されて来たバイオハザードシリーズですが、その中で多くの“組織”が出て来ます。

『アンブレラコーポレーション』と言えば“バイオテロ組織”として悪名高いですよね。

実は『ゾンビ』を始めとした生物兵器である『B.O.W.(Bio Organic Weapon)』を生み出す組織はアンブレラ社だけでは無いことをご存知でしょうか?

今回はゾンビを生み出すバイオテロ組織と、そのゾンビを駆逐するため奔走する対バイオテロ組織についてまとめようと思ます。

長くなりますので、バイオテロ組織と対バイオテロ組織に分けてまとめています。
まずは対バイオテロ組織からです!

※最新作までの情報を含んでおりますので、ネタバレを回避したい方は閲覧をお控えください。

S.T.A.R.S.

正式名称:Special Tactics And Rescue Service(特殊戦術及び救助部隊)
隊長:アルバート・ウェスカー
部隊:アルファチーム/ブラヴォーチーム
各隊リーダー:アルバート・ウェスカー/エンリコ・マリーニ
初登場:バイオハザード

ラクーンシティ警察が都市型テロや組織犯罪に対応するために創設された特殊部隊であり、あらゆる事態に即時対応出来るよう所属を問わずスカウトや選抜試験で選ばれたエキスパート達で構成されています。

部隊はアルファチームとブラヴォーチームの6人ずつ2チームに分かれており、計12人が在籍しています。

1996年に発足した部隊ですが、その2年後の1998年に起きた『黄道特急事件』及び『洋館事件』にてゾンビやB.O.W.によって約半数が殉職したため、部隊としての機能は失われました。

正確には1967年に最初のS.T.A.R.S.がラクーン市分隊として発足し、資金問題によって1996年に再編され、以後S.T.A.R.S.の最大の資金スポンサーはアンブレラ社になっていました。

アンブレラ社は秘密実験を隠蔽するために警察署長の『ブライアン・アイアンズ』を始めとするラクーンシティの中高層官僚を買収し、資金援助を通じてアルバート・ウェスカーをスパイとしてS.T.A.R.S.に送り込み、隊長に就任させていました。

たった2年と短命だった特殊部隊ですが、『S.T.A.R.S.』の印象は根強く残り、隠しコスチュームに隊員服が用意されている作品が数多くあります。

組織構成
アルファチーム           ブラヴォーチーム
 アルバート・ウェスカー       エンリコ・マリーニ
 クリス・レッドフィールド      レベッカ・チェンバース
 ジル・バレンタイン         リチャード・エイケン
 バリー・バートン          フォレスト・スパイヤー
 ブラッド・ヴィッカーズ       ケネス・J・サリバン
 ジョセフ・フロスト         エドワード・デューイ

R.P.D.

正式名称:Raccoon Police Department(ラクーン市警察署)
署長:ブライアン・アイアンズ
初登場:バイオハザード2

ラクーンシティの中央部に位置し、街の治安を一手に担う警察組織です。

数百人規模が所属しており、警察官とは別の特殊部隊『S.T.A.R.S.』も所属していました。

『2』の主人公の1人である『レオン・S・ケネディ』は、R.P.D.に着任する当日にアンブレラ社によるバイオハザードに巻き込まれることになり、今日までバイオテロの脅威に立ち向かい続けています。

署長の『ブライアン・アイアンズ』は表向きは温厚で市民思いな人物であり、部下からの信頼も厚いですが、実は猟奇的な側面を持っており、抑圧された環境下では暴走しやすいという危険極まりない正確をしていました。
彼は署内の武器弾薬の配置を拡散したり、署内の脱出路を断ったり、署内の生き残りの警官を殺し回ったり、市長の娘を剥製にする目的で手にかけたりと、署長と言うには目に余る鬼畜の所業を繰り広げていました。

FBC

正式名称:Federal Bioterrorism Commission(連邦生物テロ委員会)
創設者(現長官):モルガン・ランズディール
初登場:バイオハザード リベレーションズ

アメリカ合衆国政府が設立した対バイオテロ部隊で、ラクーンシティ事件によりバイオテロの脅威が拡大することを懸念したモルガン・ランズディールによって創設されました。

『テラグリジア』という地中海に築かれた人工の海上都市のバイオテロ対策の実権を握っており、『ヴェルトロ』と呼ばれるテロ組織によって引き起こされたバイオテロである『テラグリジア・パニック』を、人工衛星『レギア・ソリス』を用いた太陽光集積によって町ごと滅却することで被害の拡大を抑え、ヴェルトロを壊滅させたことにより事態を終息させるという大きな功績を上げています。

が、しかし実は『テラグリジア・パニック』は長官のモルガン・ランズディールが引き起こした自作自演であり、ヴェルトロにバイオテロの必要物資を提供していました。

このバイオテロの目的の一つは、『t-Abyss』と呼ばれる新型のウィルス兵器を用いて大量の臨床データを確保するという大規模な人体実験であり、応用実験により海洋生物をベースとしたB.O.W.の開発に成功しています。

最終的には『クイーン・ゼノビア事件』をきっかけにモルガンとヴェルトロの内通が明るみに出たことでモルガンが逮捕され、FBCは事実上の解散に追い込まれ、その機能と人材の大部分がBSAAへ取り込まれることになりました。

BSAA

正式名称:Bioterrorism Security Assessment Alliance
代表:クライヴ・R・オブライエン(現在は辞任)
本部:欧州
初登場:バイオハザード リベレーションズ

ラクーンシティで起こった事件を発端に、バイオテロの恐怖が世界中に広がる中、テロによる脅威を排除する目的で立ち上げられた組織です。

BSAAは元々一民間NGOとして、アメリカ合衆国政府が主導して設立していたFBCと共に活動しており、FBCの活動サポートがメインでした。

しかし『クイーン・ゼノビア事件』をきっかけにFBCは解体され、BSAAが場所や国を問わず活動出来るよう多くの権限を与えられました。
一部の国は条件付きではありますが、大半の国家が承認し、国連傘下の組織になっています。
メンバーの大半も吸収されました。

BSAAは危険を顧みず、作戦の完遂を優先し、人々のために活動する組織ですが、活動資金は製薬企業連盟が提供しているため、政治的な思惑を感じさせる一面も持ち合わせています。

最も多くの資金を提供していた製薬企業がトライセル(敵組織で紹介予定)であったせいか、情報隠蔽のためにBSAAに圧力をかけてクリスやシェバを捨て駒のように扱ったり、精鋭チームを罠にかけて壊滅させたりという事態に見舞われています。

所属隊員は、軍隊や警察、特殊部隊、諜報機関などの経験者で構成され、発生したB.O.W.の駆除を行う特殊活動部隊の『SOU(Special Operetions Unit)』と、そのバックアップやB.O.W.を使用、密売する組織の調査や諜報活動を行うエージェントの『SOA(Special Operetions Agent)』に大きく分けられています。
隊員一人の行動範囲がレベルで決められており、優秀な隊員は支部を越えた捜査や作戦の参加が認められています。
これはBSAA創設メンバーであるクリスやジルがその一員である『オリジナル・イレブン』と同様のレベルとなっています。

対バイオテロ組織であるBSAAですが、『ヴィレッジ』にて暗黒面が明らかになりました。

『7』で起きた事件を隠蔽していたり、『ヴィレッジ』で派遣されていた兵士がB.O.W.であったりと、ここ最近は明らかに「対バイオテロ組織」としては逸脱した行動を取っていました。

不信感を抱くようになったクリスを始めとした『ハウンドウルフ・スクァッド』がBSAA本部に乗り込もうと考えているところで話は途切れているので、今後の動向に期待したいところです。

SOU(Special Operations Unit)

一個チーム12名編成で構成される特殊活動部隊であり、B.O.W.の駆除を任務とする実働部隊です。

アルファ・チーム、デルタ・チーム等複数のチームが存在することがわかっています。

『5』ではダンやジョッシュが、『6』ではクリスが部隊員として活動していました。

SOA(Special Operations Agent)

SOUのバックアップを行ったり、テロ組織やブラックマーケット、その売人の調査や諜報活動を行う『エージェント』です。

SOUとは異なり、基本的には単独若しくは2マンセルといった極少数での捜査や諜報活動を任務としています。

『5』ではクリスとシェバが2マンセルを組んで活動していました。

クリスは『5』、『6』の間でSOAからSOUへ異動しているんです。

『エージェント』に選ばれる隊員は各種の技術や戦闘能力だけでなく、心理的適性も大きく考慮されて抜擢されます。
少数精鋭のためあらゆる技量が高いと思われがちですが、こと戦闘能力面にフォーカスすると、実はSOUの方が高いことも少なくはないようです。

オリジナル・イレブン

『オリジナル・イレブン』はその名の通り11人のメンバーがいますが、これまでに判明しているのはクリス、ジルのみで残りの9人は明かされていません。

元代表のクライヴ・R・オブライエンは代表だったということもあり、おそらく創設メンバーの一人だと思うんですが、明言はされていないため“不明”としています。

レベッカ・チェンバースはS.T.A.R.S.のメンバーでしたし、BSAAにも所属しているのでもしかしたらイレブンなのかもしれませんね。

ハウンドウルフ隊

所属:BSAA
別名:ハウンドウルフ・スクァッド(Hound Wolf Squad)
名前の意味:猟犬の狼(猟犬とはライカンを指す)
隊長:クリス・レッドフィールド
初登場:バイオハザード ヴィレッジ

クリス・レッドフィールドが率いる精鋭部隊で、所属はBSAAですがクリスが完全私物化しており、基本的にはBSAAとは関係なく独自に動いています。

『ヴィレッジ』本編では、主にマザー・ミランダと四貴族の殲滅作戦を遂行、イーサン、ミア、ローズマリーの保護及び移送任務を担当していました。

クリスが私的に隊を利用していることや、機密への無許可のアクセスが発覚したことでBSAAに目を付けられ、本編時はBSAAを隊ごと離反しならず者集団として活動しています。

全員がコードネームで呼び合っており、クリスと隊員たちとの付き合いはかなり長いようで、設立はかなり前からであると思われます。

主な隊員
・アルファ(狼の群れの中で最上位の個体):クリス・レッドフィールド
  隊長

・アンバーアイズ(琥珀色の眼):ローランド・エルバ
スナイパー

・ケイナイン(イヌ科):チャーリー・グラハム
  若手ハンドラー(犬使い)

・ナイトハウル(夜の遠吠え):ディオン・ウィルソン
  通信担当

・ロボ(ハイイロオオカミ):ジョン・パールマン
  機関銃手

・タンドラ(氷原(ツンドラ)):エミリー・バーコフ
  元DEA(アメリカ薬物取締局)の潜入捜査官

DSO

正式名称:Division of Security Operations
創設者:アダム・ベンフォード(当時の合衆国大統領)
設立年:2011年

当時の合衆国大統領であるアダム・ベンフォードが設立した対バイオテロ組織であり、大統領が信じる正義に従い、アメリカ合衆国を脅かす機器のすべてを排除する事が方針となっています。

所属するエージェントは様々な組織から選抜され、国家や大統領のために戦う彼らの行動は全て「絶対的な正義」とみなされているようです。

『レオン・S・ケネディ』の所属する組織であり、レオンはDSO設立当初から所属しています。

『2』で助けられた『シェリー・バーキン』も後にDSOに所属することになります。

シェリーは元々ラクーン事件後、アメリカ合衆国政府に保護、監視下に置かれていましたが、アンブレラが消滅したことで合衆国のエージェントになることを条件にある程度の自由を得られるようになりました。
後述するFOSの指揮官でもあるシモンズが指揮する国家安全保障関連の組織に配属されたため、彼の直属の部下となりましたが、彼の死後にDSOへ所属した様ですね。

BSAAとは『対バイオテロ組織』という点で同じですが、BSAAはバックアップが製薬企業連盟であるバイオテロ部隊であるのに対し、DSOは大統領及び合衆国直属のエージェントであり、後ろ盾が全く異なります。

DSOエージェントは捜査や諜報活動が主な行動となっています。

ちなみにDSOは2011年に設立されているので、2005年が舞台の『4』でレオンが所属していた合衆国組織はDSOとは別物になります。

DSOには「センチネルナイン」と呼ばれる制式拳銃が配備されています。

「センチネルナイン」は元々FBCが「センチネル計画」という計画を推進しており、この計画に多額の資金を投じて専用の装備開発を行っていたものに由来します。FBCが解散したことで休眠状態に入ったこの計画をレオンが引き継ぎ、責任者になったことで復活しました。

DSOも、裏では一部の関係者が私的な目的のためにバイオテロを意図的に引き起こしたり、裏切ってチームを壊滅に追いやったりと健全とは言い難い所業も行っています。

FOS

正式名称:Field Operations Support
創設者:アダム・ベンフォード(当時の合衆国大統領)
指揮官:ディレック・C・シモンズ
設立年:2011年

当時のアメリカ合衆国大統領であるアダム・ベンフォードがDSOと共に設立した、世界中に散らばる合衆国エージェントの統括、サポートを行うオペレーターの連携を強化するための組織です。

同じ目的を持っているにも関わらず、異なる機関に所属するエージェントが協力出来ない状況を解決するために作られました。

元々FOSは全ての米国の機関をサポートしていましたが、現在ではDSOのサポートをメインにしています。

FOS設立にはレオンの他に、『4』や『6』でレオンのオペレーターを務めていた『イングリッド・ハニガン』が深く関わっています。
『4』の時点ではFOSはまだ存在していませんので、違う何らかの政府機関に勤めていた彼女ですが、『6』ではFOSに所属しています。

テラセイブ

バイオテロや薬害の被害者を救済することを目的としたNGO団体であり、ラクーンシティ壊滅事件を受け、有志が集まって立ち上げられました。

反バイオテロ組織ではありますがあくまでNGO団体であるため、BSAAやDSOの様にバイオテロを直接的に制圧するのではなく、主にデモやHPによる抗議活動を基本としています。

組織の主な活動内容は以下の2つです。

  • バイオテロ・薬害事件を秘匿・隠蔽する企業や組織を糾弾・告発すること
  • バイオテロ・薬害事件に遭った被害者や犠牲者を支援・救済すること

組織が拡大してからは、メンバーを災害地に派遣して医療支援などの現場活動も行うようになっています。
そのため、自衛や被害者救助のためにB.O.W.の駆除を行うことも少なくないので、現場への派遣要員にはある程度戦闘技術に精通した者も多い武闘派としての一面もあります。

主要メンバーには、S.T.A.R.S.隊員であったクリス・レッドフィールドの妹である『クレア・レッドフィールド』や、同じくS.T.A.R.S.隊員であったバリー・バートンの娘である『モイラ・バートン』が所属しています。

テラセイブも一見善良な組織ですが、解雇された元職員がバイオテロを引き起こしたり、リーダーの『ニール・フィッシャー』が己の欲望のために仲間を巻き込んだバイオテロに加担したりと、闇の一面もありました。

まとめ

作中に登場する味方組織を紹介してきましたが、如何でしたでしょうか。

“味方”の組織とはいえ、どの組織も裏の顔を持っていたり裏切り者が居たりと、基本的に穏やかではないんですよね…

人間、欲望には勝てませんから、利己的になってしまうのは仕方ないことなのでしょうか…

バイオテロに真っ向から立ち向かう正義の組織であってほしいと、そう思いますよね。

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