理不尽な患者

今日は仕事のお話をしたいと思います。あるとです。

ちょっとトラブルになったお話です。

患者がまばらな午後、かかりつけの患者さんが来局し一言、

『預かられてる湿布を取りに来た』

一体全体なんのことやら意味不明でしたがとりあえず話を聞くことに。

どうやら本人曰く、

『渡された湿布から多いから預かっておくからと2袋抜いて行かれた。違和感なくふんふんと聞いてしまったが、よく考えたらおかしい』と。

この患者、2つの科から同じ湿布がそれぞれ4袋と5袋出ていたのですが、

『5袋くらいの束が3つあって、そのうちの1つから2袋を抜いて持って行った』そうで。

ここで一つ、湿布は1回の処方(併科であっても)で同時に9袋までしか出せない事になっています。

…つまり?

そもそも“5袋の束が3つあった”事自体がおかしい話なわけですね。

ましてや多いから2袋預かっておくと抜く意味がないですし、薬剤師としての行動が意味不明です。

この患者さん、かなりご高齢なので、記憶力はまぁお察しの通りですが、自分が正しいと信じてやまないタイプのキャラクターのようで、かなーり頑固に詰めてきました。

計9袋を過不足なく1袋も抜くことなくお渡ししたことを根気強く説明し、なんとか帰って行きましたが、信用は失ったようです。

よくよく話を聞いているとどうやら1日に『6枚』貼っていたようです。

1日6枚ということは、10日で60枚使用することになりますよね。
つまり今回9袋お渡ししていたということで、1袋に7枚入っていますので、9袋×7枚で63枚持っており、10日で60枚使ってしまったわけですね。

そりゃあ無くなりますw

別日に整形外科にでも行って追加で処方してもらってくださいと言いたいところ…

いつもは比較的温和にお話されるので、正直今回息を巻いて来局してきたときは驚きました。

こういう場合、こちら側が間違っていない事が明確であれば、凛とした姿勢で屈しないようにしなければなりませんね。
ゴネれば出してくれるなんて思われちゃ溜まったもんじゃありません。

まぁ患者さん本人も本当に湿布がなくなって困っている状況なので、おいそれと突っぱねるわけにもいきませんし、説得するのが大変ですね。
そもそも湿布を貼る枚数が多すぎるんですw

そんなにいっぱい貼らなきゃならないならいっそのこと全身作用を持つ『ジクトルテープ』とかに変えてほしいもんですね。

いらん疲れが押し寄せてきて後半やる気が丸っ切り削がれてホント困りましたw

上手く対処していきたいものですね。

以上、愚痴でした。
ではでは~!

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