容器が要ると言え!!!

今日は仕事の話を少し…

お昼すぎ辺り、まったり薬歴を書いていると近くの薬局(そんなに近くも無いが…)から患者紹介のTELが。

他薬局『薬があれば患者さんを紹介したいのですが、炭酸水素ナトリウムとグリセリンと精製水はありますか?』

たまたま3つ全て揃っていたので、

自薬局『3つともあります。他に処方されている薬はありませんか?』

他薬局『ありません。ではそちらをご紹介しますので、先にFAXを送ります』

自薬局『ありがとうございます。』

この時点でこの処方が耳垢水であることに気付けばよかったのですが、そんなものはしばらく作っていなかったので頭にはなく、他の薬剤師さん達と「グリセリンと精製水って多分混ぜるよね?」なんて話をしていました。

いざFAXが来ると、

炭酸水素ナトリウム 0.5g
グリセリン 2.5mL
精製水 7.5mL
耳に

処方せんを見てそこで「これ耳垢水じゃない?いや、点耳容器置いてないよw」

と、点耳容器を置いておらず調剤できないことに気付き皆でプチパニックに…!

以前見たことがあった気がすると容器置き場の奥底を漁ってみるが無い…

「使わないよねこれ、って捨てた気がする」と…w

万事休す!!!!!

するとここで、「点鼻容器のノズルを取っ払えば点耳容器になるのでは…?」

ナイスアイディア降臨!!!!

実は当薬局、時折“トラマゾリン点鼻液”の処方が出るので、500mLのトラマゾリン液を買って都度点鼻容器に詰めていたので、点鼻容器は大量に在庫があったのです!!!

点鼻容器のノズルを外し、水を入れ1滴ずつ垂らせるか実験してみると…

“ポタッポタッ”

1滴ずつ垂らせたーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!

なんとか首の皮一枚繋がり、無事調剤出来ました…

いや~焦った、本来受ける筈ではなかった処方でしたので、ちょっとビビりましたね。

しかし、連絡してきた薬局も『点耳容器があるかどうか』くらいちゃんと合わせて聞いてほしいもんですよね。
もしかしたら、この薬局は“耳垢水”の存在を知らなかったのか?
耳垢水自体知らなければこのレシピがそうであることなど微塵もわからず、点耳容器の有無など聞く由もなかったわけで。

うちの薬局ですらほぼ全員が“耳垢水”の存在を知っていたのに…w

少なくとも液剤を混ぜて耳に垂らして使うものだと処方せんから想像出来るんだからそこまで気を回してくれても良いもんですけどね

無事交付まで出来たので良かったですがw

こういう本来あるはずのなかった苦労をすると、どっと疲れますよね。

と、こんな感じで今日は愚痴日記でした。

こういうものはギブ・アンド・テイクなので、テイカーにだけはならないよう気を付けて、積極的にギブしていきたいと思います。

ではでは~!

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